さいが設計工務 高気密高断熱の家づくり

ウッドショックについて考える①

最近、住宅業界で話題になっている「ウッドショック」について日々考えています。

ウッドショックの原因については私より詳しい方々が色々と情報を発信しているので、みなさんも調べてみてください。コロナの影響を受け、アメリカが財政出動しお金が余っている状態になり、不動産への投資が増え住宅需要が増えているなど・・・アメリカを震源ととする記事が多数出ております。

ウッドショックの引き金はコロナだったとは思いますが、日本の住宅を中心とする建設業界と林業や製材所などの国産材に関わる業界はずっと正しい関係ではありませんでした。遅かれ早かれ今回のような事態は起きたと思います。

わかりやすく住宅でよく使われる杉や桧といった針葉樹のケースで説明します。

針葉樹が住宅の柱で使えるまでに成長するには30年程度かかります。その30年もただ放っておいてはダメです。節が少ない樹にするために枝打ちをしたり、しっかり陽が当たるように間伐したりと手間をかけて樹を育てていかなくてはなりません。それだけ時間をかけて育てた樹を山から切り出して、製材所に運ぶのも非常に大変な作業になります。日本の山は林道が狭く、伐採や運搬のコストも高いため、本来はそれなりの金額で取引されないといけないのですが、大量生産大量消費の文化が根付いてしまった住宅業界は「より安く資材を購入する」という姿勢を緩めませんでした。

海外で育った樹を大量に伐採し、大きな船で大量に輸入する外国産材、またその外国産材を加工して作る集成材の方が国産材よりも安い金額で市場に流通し、必然的に国内の林業は衰退していってしまいました。その状況の中、今回のウッドショック国産材への需要が急激に増えました。ただ、国産材の生産量は先の理由で減少しているのですぐに対応できるわけがありません。

弊社も今は国産材の使用率は高いですが、全てではありません。昔、分譲住宅をメインでやっていた頃は海外の材料の比率が非常に高かったです。海外から安い材料が入ってきている時に国産材を蔑ろにした罪をうちの会社も負っていると思っています。

今後どう国産材や林業と向き合っていくべきか?これからの工務店はどうするべきか?しっかり考えていかないとなりません。今後の会社の方針も決めました!

つづく

 

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