ウッドショックについて考える②

社長の齋賀です。
前回のブログからの続きです。(だいぶ期間が空いてしまいましたが・・・)
ウッドショックはニュースで報道されているより、遥かに深刻で半年や1年程度では収まらない状況にまでなり、今も資材不足など我々の業界へ与えている影響は甚大です。
ただ、我々は自分たちの会社だけで事業を行なっているわけではありません。社会の一員をして、経済の中の小さな歯車の一つとして事業を行なっています。そのため、今回のように社会的ショックが起きた時の影響は当たり前のように受けますし、今後も予測不能、回避不能なことは起き得ます。そのような時に何をすべきか、そこの判断基準を正しく持っていないといけないと考えています。
資材が不足しているから、買い占めに走るのか?お客様の為に資材を確保することは非常に重要なことですが、うちが買い占めたことにより他の会社が困ることになります。工務店という事業ですし、利益を求めなくてはいけないのは当たり前ですが、「自分たちの会社だけ良ければ良い。」という考えの会社は社会から見捨てられてしまうと思います。
うちのお客様には都度ウッドショックの状況はお伝えしておりますが、今の所計画より少し遅れている程度でなんとか現場の工事を進めております。資材の買い占めはせず、工事原価の高騰分も会社の方で極力引き受け、他社への影響とお客様への負担を最小限に抑えて今回のウッドショックを乗り越えていこうと、社員全員で頑張っております。
新型コロナ感染症の世界的蔓延を機に、様々な事象が起きました。今までの常識の多くがコロナによって壊されました。再起不能になってしまった業界もあります。ただ、一方で新しい常識もたくさん生まれています。形が壊されたものは、新しい形に生まれ変わります。
うちの会社は仙台支店のお客様と従来よりリモートでの打合せに取り組んでいましたが、コロナ禍の中本社のお客様ともリモートの打合せが格段に増えました。コロナ前では考えられませんでした。このような新しい常識にしっかりと対応し、これからもお客様や社会に求められる工務店を目指していきたいと思います。
おかげさまで多くのお客様に大切な家づくりを任せていただいております。現在のお客様や未来のお客様はもちろん、過去のお客様との約束を守るためにはより良い工務店に成長していかないといけません。事業拡大だけが全てではありませんが、成長のためこの度さいたま市内に新しい事務所を開設させていただきました。今後は本社のある埼玉県西部、さいたま事務所のある埼玉県東部南部、仙台支店のある仙台市周辺。大きく3拠点で事業を展開させていただこうと考えておりますので、よろしくお願い致します。